▼俣野 市郎右衛門(またの いちろううえもん)▼
明治9(1876)年4月東京に上って福沢諭吉の門にはいり、更に板垣退助と交わって同11(1878)年内務省大警部に任ぜられる。 鹿児島の岩倉警視とともに琉球への使者をつとめて、翌12年仙台典獄に転じたが、同14(1881)年辞任。 明治16年没。享年46歳。秋月院に葬られる。現在墓所は多磨霊園(5区1種16側)。