煙雲館(鮎貝太郎平邸)

 

⇒煙雲館への交通
気仙沼線「松岩駅」より徒歩5分
東北自動車道一関ICより車で80分
個人宅の為、見学の際は事前に鮎貝家へ要問合せ下さい。
⇒鮎貝文子 0226−22−1318 

宮城県気仙沼市松崎片浜197

 煙雲館は、仙台藩伊達家御一家筆頭鮎貝家の屋敷で、国文学者であり歌人の落合直文の生家。落合直文は、幕末の当主鮎貝太郎平盛房の次男。
 市名勝の庭園は江戸時代寛文年間仙台藩茶道頭、石州流二代目清水動閑の作庭と伝えられており、回遊式池泉庭園である。また、裏山には歴代(幕末以前)の鮎貝家の墓所も有り。
 現在屋敷は、御子孫の方が住まわれており、落合直文の生家として案内されています。






松岩寺

 

⇒松岩寺への交通
J
気仙沼線「松岩駅」より徒歩10分
境内自由/拝観無料

宮城県気仙沼市松崎浦田137(地図

 鮎貝邸より少し離れた所にある曹洞宗の寺。
 <鮎貝太郎平墓>
 天保6年(1835年)生まれ仙台藩御一家筆頭で、禄一千石。
 慶応4年5月の会津攻めの際には御霊櫃口へ九番大隊長として出陣、相馬藩離反後は参政として藩境旗巻峠の防衛軍を指揮。敗戦後は額兵隊士等脱走藩士を引き止めに石巻へ行ったが、既に出帆しており、引き止められなかったという理由により二年間捕らわれた。
 戊辰後は仙台で料亭を開いたが失敗、町村制が実施された後は、郷里の松岩村の初代村長となり、病没まで務めた。享年57歳。
 次男落合直文は国文学者、三男房之進は歌人で朝鮮研究者である。
 本堂左に鮎貝家の墓所が纏まって建立されているので解りやすい。