一乗院

 

⇒一乗院への交通
東武線新栃木駅より徒歩20分程度
拝観料:境内自由

栃木県栃木市大町27-31 (地図

 ここ一乗院には、戊辰戦争の際に、偵察に出た時に農民に斬殺された柴四郎・五郎の兄、柴謙介の墓がある。
 兄謙介の死については、柴五郎の手記「守城の人」に詳しく紹介されている。

 普通の住宅街の中にあるので、ちょっと目立たないです。新栃木駅から歩くのであれば、駅前通を直進し、左に足利銀行がある交差点で右折、直進し大町の交差点で左折、左に吉野家ある処で右折したとおりにあります。

 

 <柴謙介・江花七之助墓>
 境内入って左側に墓地があり、入口近くにある為、結構解りやすい。 柴謙介は柴五郎・四郎の兄で、戊辰戦争の際、樋口満吉とその従者江花七之助と共に偵察に出た際、農民によって斬殺されてしまった。 墓石には「健満霊位」とあり、謙介を「健介」と、江花を逃走した樋口満吉と取り違えた為「健介」の「健」と「満吉」の「満」を取って「健満霊位」となったものである。この墓は、二人を斬殺した庄太という者が亡霊に取り憑かれ、夜な夜な苦しめられ、更に家にも不幸が続いたので、村の有力者に相談し、一旦遺体を掘り返し、一乗院に埋め墓を建立し、菩提を弔ったもの。